昆虫撮影や植物、花などの小さいものを撮影するのにおすすめなのがマクロレンズです。
本記事では、パナソニックやオリンパスのマイクロフォーサーズのマウントのカメラで使える神マクロレンズを紹介していきたいと思います。
マイクロフォーサーズでのマクロレンズの選び方
マイクロフォーサーズのカメラでは、フルサイズ、APS-Cサイズよりセンサーサイズが小さいのが特徴です。センサーサイズが小さいとその分、レンズに記載の焦点距離より、焦点距離が長い状態で撮影されることになります。
そこで、マクロレンズはほとんどが単焦点レンズのため、レンズを選ぶ際に焦点距離を気にする必要があります。マクロレンズの焦点距離は、フルサイズ換算で100ｍｍ程度が汎用性が高くておすすめです。
マイクロフォーサーズのレンズの焦点距離を2倍にするとフルサイズと同等の焦点距離になるため、マクロレンズでは、50ｍｍ前後の焦点距離のマクロレンズを選ぶのがおすすめです。
またマクロレンズは一般的に等倍撮影ができるものをマクロレンズといいますが、0.5倍等の準マクロレンズのようなものもあります。マクロ撮影を楽しむ際には、等倍撮影ができるのは重要なポイントなので購入の前に確認しておきましょう。
マイクロフォーサーズのおすすめ神マクロレンズ
OM SYSTEM/オリンパス OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO ED 60mm F2.8 Macro
まず最初に紹介するのはOM SYSTEM/オリンパスの60ｍｍ単焦点マクロレンズです。フルサイズ換算では、120ｍｍ程度の焦点距離となり、マクロレンズとしては少し望遠寄りのレンズとなっています。
そのため、大きく映したいものの近づくのが難しい、昆虫などの小さい生き物を撮影するのに向いているレンズといえるでしょう。焦点距離が長いため、背景をきれいにぼかした写真を撮りたい方にもおすすめです。
10群13枚(EDレンズ、HRレンズ2枚、E-HRレンズ)のレンズで構成されており、マクロレンズで目立ちやすい色にじみなどをしっかり除去することで、高画質が実現されています。F2.8の解放から周辺の画質が落ちたりすることもなく、ボケも非常にきれいです。
オリンパスはマクロレンズの評判が非常に高く高性能です。プロの昆虫写真家にも人気のレンズなので、マイクロフォーサーズでマクロレンズを探している方は、一番最初にこのレンズの購入を検討するのがおすすめです。
Panasonic マイクロフォーサーズ用 ライカ DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8
パナソニックの45ｍｍの単焦点マクロレンズです。また、ライカの性能評価基準をクリアした描写性能で、等倍(35mm判換算：約2倍相当)から無限遠まで、全域で安定して、高コントラスト・高解像度を実現したレンズとなっています。
オリンパスのレンズと比べても遜色ない性能で、手振れ補正も非常に高性能です。
オリンパスのレンズと比べると少し青みが少なく赤っぽく映る印象があるので、その好みで選ぶとよいと思います。
迷ったらオリンパスのレンズのほうがおすすめですが．．．
OLYMPUS マイクロフォーサーズレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
オリンパスの30ｍｍの単焦点マクロレンズです。
フルサイズ換算で、60ｍｍとなりマクロレンズとしては少し、広角寄りのレンズとなります。
このレンズは、標準域のマクロレンズとしては最高レベルである2.5倍の最大撮影倍率（一般的なマクロレンズは等倍）を誇っています。これにより、肉眼では捉えられないレベルのマクロの世界を大きく写すことができるレンズとなっています。
レンズの性能的には前述したオリンパスの60ｍｍマクロレンズのほうがおすすめですが、すこし広い範囲を映したマクロ撮影をしたい方や、2.5倍の撮影倍率を楽しみたい方にはおすすめのレンズです。
七工匠 7Artisans 60mm F2.8 Macro マイクロフォーサーズ
七工匠 7Artisans 60mm F2.8 マクロレンズです。フルサイズ換算で、120ｍｍとなり、オリンパスのマクロレンズとは競合するような立ち位置のレンズとなります。
七工匠 7Artisansも高画質ではありますが、オリンパスのレンズと比べると、さすがに画質は劣ってしまいます。ですが、オリンパスのレンズの半分以下の価格で購入できることから、コストパフォーマンスは七工匠 7Artisansのレンズのほうが圧倒的にいいといえるでしょう。
マイクロフォーサーズで使える、安価なマクロレンズが欲しい方にはおすすめのレンズです。
クローズアップフィルターを用いるのもおすすめ
マイクロフォーサーズで使えるマクロレンズは種類が少なく限りがあります。
そこでレンズに装着するクローズアップフィルターを普通のレンズに着けることで、マクロ撮影を楽しむことができます。
あまり、気に入ったマクロレンズがなかった場合は、とりあえずクローズアップフィルターを試してみるのも選択肢としてはありだと思います！
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