トンボはオスメスで色が違ったり様々なカラーがあり、昆虫撮影としての被写体として非常に魅力的です。
そこで本記事では、トンボが飛んでいる時の撮影方法やテクニック、止まっているトンボの撮影会やテクニックを紹介していきたいと思います。
また、後半ではトンボを撮影するのにおすすめなカメラやレンズなどを紹介していきたいと思います。
飛んでるトンボの撮り方、飛翔写真の撮影方法!
まず、最初はみんなが憧れるであろう、トンボが飛んでいる時の飛翔写真を撮りたい方向けに説明していきたいと思います。
トンボは飛翔能力が非常に高いため、飛んでいる時の写真を撮影するのはとても難しいです。
そこで、トンボが飛んでいるところを撮影する際は、望遠レンズを用いるのが最適です。望遠レンズであればトンボ近づかずに撮影することが出来るので、機材さえ揃えれば案外簡単です。
まずカメラの設定はシャッタースピード優先で、最低でも1/1000秒以上のシャッタースピードにしましょう。シャッタースピードがこれより短くなってしまうとトンボの羽がぶれてっしまったりしていい写真を撮ることはできません。
シャッタースピード以外はオートで問題ないです。
カメラの設定ができたら早速トンボを取りに出かけてみましょう。
川岸や池や沼の周辺がおすすめスポットです。
トンボの中でも、オニヤンマやギンヤンマなどのヤンマ類を狙うのがおすすめです。ヤンマの仲間はスーッと飛んだ後に空中でピタッと止まってホバリングというのをひたすら繰り返す種類が多いです。
そこでホバリングで空中で静止しているときに、望遠レンズの画角に入れて撮影することができます。
撮影に必要なおすすめのカメラ・レンズ機材
一眼レフカメラ
撮影に必要なのは、一眼レフカメラと望遠レンズです。
一眼レフカメラは、画面が見開きにできるタイプが必須です。地表近くから、仰ぐようにして撮影するため、直接ファインダーを覗くことができません。
そこで、見開きにしてモニターを見ながら撮影することになります。カメラ本体の性能はそんなに高性能じゃなくてもいいと思います。ミドルクラスぐらいのカメラでミラーレスでもOKです。
メーカーについては、Canonかオリンパスがおすすめですね!
Canonは交換レンズの種類が多く、撮影の汎用性が高く色んな撮影を楽しむことが出来るのが魅力です。オートフォーカスの性能が高く動きのあるものを撮影するのに向いてます。
オリンパスは、交換レンズの種類は多くはないですが、昆虫などマクロ撮影の画質に評価が高く色味も綺麗です。
また、小型なので機動力が高く野外で持ち運びするのにも便利でオススメです。レンズについては、10~25mm程度の広角のズームレンズが使いやすくておすすめです。単焦点レンズでもOKです。
機材としては、これらを準備するだけで撮影を始めることができます。
望遠レンズ
望遠レンズは手振れ補正がしっかりしているという点が必須となります。
焦点距離としては200㎜~400㎜くらいが最も使い勝手がよく、最もよく使う焦点距離となります。
もし、APS-Cサイズではなくフルサイズ機であれば400mmくらいの焦点距離が欲しいところです。
Canon 望遠ズームレンズ EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM フルサイズ対応
キャノンのレンズであればズバリ100~400mmの望遠レンズがおすすめです。
こちらの望遠レンズは値段も安く非常にお手頃です。
EF100-400mm F4.5-5.6L IS USMは、キヤノンのLレンズシリーズに属しており、高品質な光学性能を有しています。特に、低分散ガラスや非球面レンズを使用することで、色収差や歪曲を最小限に抑え、鮮明でクリアな画像を実現しています。
また、手振れ補正として、キヤノンの画像安定化(IS)機能が搭載されています。手ブレによる揺れを補正することで、望遠レンズを手持ちで使用する際のブレを軽減し、シャープな写真を撮影できます。 またこのレンズは、滑らかで正確なオートフォーカス(AF)システムを備えています。また、焦点距離やズームリングの操作感も優れており、素早く瞬間を捉えることができます。
手振れ補正とオートフォーカス性能の高さは、手持ちでトンボの飛翔写真を撮影する際に非常に有用です。
OLYMPUS マイクロフォーサーズレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS BLK
オリンパスでも同様に100~400㎜の望遠レンズがおすすめです。
こちらも魅力や性能的にはキャノンと似たり寄ったりなので、細かい商会は割愛させていただきたいと思います。
キャノンのレンズと比べるとオリンパスのほうがカメラ本体含め非常にコンパクトなので、野外でトンボを撮影することなどを考えると非常に持ち運びがしやすくておすすめなのです、
止まっているトンボを撮影するならマクロレンズがおすすめ
ここからは少し趣を変えて、トンボをマクロレンズで撮影する方法をご説明いたします。トンボは身動きが早いですが、実は十分に接近して撮影することができます。以下に手順を示します。
①機材の準備: まず、一眼レフカメラとマクロレンズが必要です。マクロレンズの焦点距離は100mm程度がオススメです。さらに、手ブレ補正機能が備わった高性能なレンズを選ぶと良いでしょう。
②トンボの生態の理解: トンボは一定のパターンで活動することが多いため、その生態について理解することが重要です。トンボがよく止まる場所や休憩する時間帯を把握しましょう。
③慎重な接近: トンボに近づく際は、静かで慎重な行動が必要です。ゆっくりとトンボに近づき、急な動きや物音を避けましょう。トンボに驚かせないようにするためにも、ステルスモードやシャッターサウンドの無効化など、カメラの設定を調整すると良いでしょう。
④焦点と構図の調整: トンボに接近したら、マクロレンズを使用して焦点を合わせましょう。トンボの特徴的な部分や目を引く部位に焦点を合わせると良いでしょう。また、構図にも注意を払い、背景の乱れや不要な要素を避けるようにしましょう。
④露出とシャッタースピードの設定: トンボの撮影では、適切な露出とシャッタースピードの設定が重要です。トンボの鮮明なディテールを捉えるために、光の明るさや環境に応じて適切な露出補正を行いましょう。また、トンボの動きを凍結させるために、高速なシャッタースピードを設定することも必要です。
⑤安定した撮影環境の確保: トンボの撮影では、カメラの安定性が重要です。手ブレを防ぐために、三脚やモノポッドを使用すると良いでしょう。また、トンボの撮影場所によっては、低いアングルから撮影するためにマクロスライダーやビーンバッグなどの補助具も役立ちます。
100mmのマクロレンズであれば、そこまでトンボに近づかなくてもマクロ撮影を楽しむことが出来るので1番オススメの焦点距離です。
カメラの設定としては、オートでも大丈夫ですが、絞りを優先にするのがオススメです。
絞りを設定して背景を上手くぼかしていくのが撮影のコツです。個人的にはF3.5位で撮影できるとベストだと思います。
この撮影方法は、非常に高画質で撮影できるのが魅力です。
また実際の撮影では、マニュアルフォーカスにして、少しずつピントリングを回しながら沢山撮影すると、トンボの顔にばっちりピントが合うので、とても綺麗な写真に見えてオススメです!
最後になりましたが、撮影のコツとしてトンボに近づく方法を紹介していきます。トンボは警戒心が強い種類もいるため、カメラで至近距離で撮影するのは難しいと思われがちです。
トンボは天敵である鳥を警戒しているため陰に非常に敏感です。自分の影がトンボに被らないように気をつけながら近づけば、思いのほか近くまで行くことができます。これらのコツを用いて、是非撮影にチャレンジしてみてください!
トンボを撮影するのに必要なおすすめのカメラ・レンズ機材まとめ
キャノン
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D Mark IIボディ EOS7DMK2
Canon 望遠ズームレンズ EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM
Canon 単焦点マクロレンズ EF100mm F2.8L マクロ IS USM フルサイズ対応
キャノンのマクロレンズについては以下のページでも詳しく紹介しています。
【2022年版】キャノンの一眼レフ用のおすすめ神マクロレンズ
オリンパス
OLYMPUS ミラーレス一眼カメラ OM-D E-M5 MarkIII
OLYMPUS マイクロフォーサーズレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS BLK
OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO ED 60mm F2.8 Macro
【2022】オリンパスのおすすめ神マクロレンズ3選、昆虫撮影などに最適