野鳥撮影には、焦点距離の長い超望遠レンズ、手振れ補正や素早いオートフォーカス機能などが求められます。
キャノンの一眼レフカメラや超望遠レンズはこれらの機能を有しているものが多く、野鳥撮影をするにはとてもおすすめの光学機器メーカーとなっています。
そこで本記事では、野鳥撮影で使えるおすすめの一眼レフカメラのボディと超望遠レンズについて、紹介していきたいと思います。
野鳥撮影におすすめのキャノンのカメラボディ
野鳥撮影に用いるカメラのボディを選ぶうえで重要となるのは、センサーサイズと連射スピード、ISO感度、有効画素などがあげられます。
最近のカメラはどんどん性能が向上しているため、センサーサイズと連射スピードに着目しておけば間違えることはないと思います。
野鳥撮影をする際は長い焦点距離が必須となります。そこでセンサーサイズはフルサイズではなく、望遠で撮影できるAPS-Cサイズがおすすめです。APS-Cサイズであればフルサイズの約1.5倍の焦点距離で撮影することができます。
一眼レフカメラ
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D Mark IIボディ
CanonのAPS-Cサイズの一眼レフカメラです。EOS 7D MarkⅡはキャノンのカメラとしては中級機にあたります。約2020万画素の高画質撮影ができ、最高約10コマ/秒の高速連写と、EOSシリーズの中で最多の測距点数となるオールクロス65点AFが備わっています。そのため、高速で複雑な動きをする被写体の決定的な瞬間を捉える動体撮影性能が非常に優れています。
キャノンのカメラボディの中では野鳥撮影に一番に向いてると思います。実際野鳥撮影をやっている方の中で一番よく見かけるのが、このEOS 7D MarkⅡです。
少し古い機種になるため、価格が安くお買い求めしやすいのが魅力的です。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 90D ボディ
続いて紹介するのはEOS90Dです。キャノンのAPS-Cサイズの一眼レフカメラとしては最新の機種となります。約3250万画素の高画質で、7DMarkⅡと比較する画素数が高いのが魅力です。
ただ、オートフォーカスはオールクロス45点AFとなっており、こちらは7DMarkⅡに軍配が上がります。
その他の性能についても、7DMarkⅡと同程度かそれを上回る性能となっています。ただ最新機種のため少し値段が高くなっているのがネックです。予算に余裕があり、野鳥撮影以外にもいろんな撮影を楽しみたい方にお勧めのカメラです。
ミラーレス一眼レフカメラ
Canon ミラーレス一眼カメラ EOS R7 ボディ
続いて紹介するのはEOS R7というミラーレス一眼レフカメラのAPS-Cサイズのフラッグシップ機です。
最近のミラーレス一眼レフカメラは非常に高性能となっており普通の一眼レフと遜色ないもしくはそれ以上のカメラも出てきています。
このカメラも約3250万画素の高画質で、高速連続撮影は15コマ/秒と非常に高性能となっております。
防塵防滴性能や、カメラ内部手振れ補正機能も備わっていることから、今回紹介しているカメラボディの中では最も高性能で、野鳥撮影にも適しているといえます。
ただミラーレス一眼レフカメラはまだまだRFマウントの交換レンズの種類も少なく主流とはなっていないません。そのため、安価で使えるサードパーティーレンズがほとんどないなどのデメリットも上げられます。ボディを選ぶ際はその先のレンズの購入もしっかり考えたうえで検討するとよいでしょう。
野鳥撮影におすすめのキャノンの超望遠レンズ
EFマウントのおすすめ望遠レンズ
Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
焦点距離 | 100~400mm |
F値 | F4.5~5.6 |
レンズ構成 | 16群21枚 |
最短撮影距離 | 98cm |
フィルター径 | 77mm |
重量 | 1.64kg |
手振れ補正 | あり:4段分 |
キャノンの100~400mmの望遠ズームレンズです。
キャノンのEFマウントレンズのユーザーであれば、こちらのレンズが最有力候補です。
キャノンの望遠レンズは、オートフォーカス機能や手振れ補正やに優れているのが魅力です。
オートフォーカスも素早いため、飛んでる鳥にフォーカスすることも容易です。
中でも手振れ補正は4段分ついているため、少し薄暗い日であっても、手持ち撮影を楽しむことができます。
画質もキャノンのLレンズとして非常に高画質です。
400mmのレンズとしては比較的コンパクトに抑えられており、取り回しも悪くないです。
Canon EF400mm F4 DO IS II USM
焦点距離 | 400mm |
F値 | F4 |
レンズ構成 | 12群18枚 |
最短撮影距離 | 330cm |
フィルター径 | 52mm |
重量 | 2.1kg |
手振れ補正 | あり:4段分 |
キャノンの400mmの単焦点望遠レンズです。
画質でいえば、先ほどの100~400mmの望遠ズームレンズよりもさらに優れています。手振れ補正やオートフォーカスも非常に速く、より鮮明で美しい写真を撮影できること間違いなしです。
しかしその分値段が跳ね上がってしまうのがネックとなります。
また単焦点レンズでズームが使えないため、少し扱いに慣れが必要かなというところです。
ただ、画質はキャノンの望遠レンズだけでなく、すべての望遠レンズの中でもトップクラスなのでおすすめです。
SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports
サードパーティーのシグマも望遠ズームレンズです。
こちらは、キャノンのEFマウントで使えるレンズとなっています。
シグマは望遠レンズの評判がとてもよく、安価でありながら画質もよくオートフォーカスも早いことから、野鳥撮影に使用しているカメラ愛好家も多いです。
ただ、画質については、純正のレンズと比べるとやはり劣ってしまうため、とにかくきれいに撮影したいという方は、惜しまずに純正のレンズを購入することをお勧めします。
安価に気軽に野鳥撮影を楽しみたい方には、シグマのレンズは非常におすすめです。
RFマウントのおすすめ望遠レンズ
Canon RF100‐500mm F4.5‐7.1L IS USM
焦点距離 | 100~500mm |
F値 | F4.5~7.1 |
レンズ構成 | 14群22枚 |
最短撮影距離 | 90cm |
フィルター径 | 77mm |
重量 | 1.36kg |
手振れ補正 | あり:4段分 |
キャノンのミラーレス一眼レフRFマウント用の100~500mmの望遠ズームレンズです。
ミラーレスは一眼レフに比べて画質が劣るという懸念がありましたが、最新のミラーレスカメラとレンズは、通常の一眼レフと比べても全く遜色がなくなっています。一眼レフよりコンパクトなため非常に使い勝手がいいです。
ちょっと高価なのがネックではありますが、野鳥撮影でキャノンのミラーレスの望遠レンズなら、こちらのレンズがおすすめです。
まとめ
野鳥撮影に一番おすすめなカメラボディと望遠レンズの組み合わせ
野鳥撮影をキャノンで楽しむなら、「EOS 7DMarkⅡ」と「Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」の組み合わせが最もおすすめです。
野鳥撮影を楽しむ上では、コストパフォーマンスもよく、望遠ズームレンズなので撮影もしやすくこれから野鳥撮影を始める方にはうってつけの組み合わせです。
野鳥撮影するのにコスパ最強なカメラボディと望遠レンズの組み合わせ
野鳥撮影を楽しみたいけど、カメラと望遠レンズが非常に高価だと感じているあなたにお勧めな組み合わせが、「EOS 7DMarkⅡ」と「SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports」です。
純正と比べると少しスペックは劣りますが、初心者がこれから野鳥撮影を始めるなら、十分楽しむことができ高画質な写真を撮ることができる組み合わせとなっています。