ニホンヤモリの飼育方法、寿命や餌について紹介! | 生き物飼育のススメ

ニホンヤモリの飼育方法、寿命や餌について紹介!

夏になって気温が上がってくると、夜に民家の壁などで、蛾などの昆虫を食べているヤモリを見かけます。

ヤモリは家の害虫であるシロアリなども食べてくれることから、家を守る「家守」からヤモリと呼ばれるようになりました。

そんなヤモリですが、とても可愛らしい見た目をしていますよね。

ペットにしたいと思っている方も多いはず。

そこで本記事では、ニホンヤモリの飼育方法や、餌、寿命、相場・値段などを紹介していきたいと思います。

 

ニホンヤモリとは

ニホンヤモリは、爬虫綱有隣目ヤモリ科に属するヤモリの一種です。
中国東部、秋田県以南の本州・四国・九州・対馬、朝鮮半島に分布しています。

全長は10~14センチメートルほどです。
体色は灰色ですが、環境によって体色を濃くしたり薄くしたりすることができます。

四肢には指ごとに1対の趾下薄板という器官が発達し、垂直なガラス面等にも張りついて活動することができます。

日本では数が少なくなってきており、県のレッドデータブックなどでは絶滅危惧種などに指定されています。

日本にはニホンヤモリのほかに、タワヤモリ、ヤクヤモリ、ミナミヤモリが生息しています。

それではニホンヤモリの飼育方法について詳しく紹介していきたいと思います。

 

ニホンヤモリの飼育設備

ニホンヤモリを飼育するにあたって必要な飼育設備を紹介していきたいと思います。

飼育ケージ

まず始めに飼育に絶対必要となってくるのが飼育ゲージです。
ヤモリは水槽のガラス面も簡単に上ってしまう上に、体の厚みぐらいの隙間があると簡単に抜け出してしまいます。そのためしっかりとふたのしまるケージが必要となります。

おすすめはジェックスのグラステラリウムです。
少し高さのあるサイズのほうが、ヤモリが伸び伸びと生活できておすすめです。

しっかりとした水槽でなくても、大きめのプラスチック水槽でも飼育することは可能です。

 

床材

ヤモリを飼育する水槽の底面に敷く床材です。
床材はキッチンペーパーのような紙の素材でも飼育は可能ですが、レイアウトや見た目などを考えると、爬虫類用の砂などがおすすめです。
中でもおすすめの商品はこちらの床材です。

ヤモリに必要な保湿力を備えているためおすすめの床材です。
床材についてはレオパ向きのものを選ぶのがよいです。

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ウェットシェルター

ヤモリは夜行性であるため、飼育する際には隠れ家が必須となります。
また、乾燥を嫌うためある程度湿度が高くしてあげる必要もあります。

そこでおすすめなのがウェットシェルターです。
ウェットシェルター水が浸透する多孔質の陶器でできていて、上部のくぼみに水をためることで、シェルター内部を高湿度にすることができます。

おすすめはこちらのモイストロックです。

自然なレイアウトによくなじむ上に、中は少しざらざらした形状になっていて、脱皮を助けてくれる仕組みになっています。

 

水飲み場

ヤモリを飼育する際には、ウェットシェルターと別に水飲み場もあったほうがよいです。

ヤモリが直接水を飲んでくれないよようであれば、水槽の壁などに霧吹きで水滴を付けてあげるとその部分を舐めて、水分補給をしてくれます。

パネルヒーター

ヤモリは日本の気候で飼育することができますが、冬場は冬眠してしまいます。
しかし冬眠させるのは非常にリスクが高いためヒーターを設置して、夏場と同じようにえさを与えて飼育するのがおすすめです。

 

ニホンヤモリの餌

ニホンヤモリは基本的には昆虫を食べて生きています。
自然界では、夜行性であるため、蛾やクモ、ゴキブリといった昆虫類を多く食べています。

飼育するときは、コオロギをメインにして飼育するのがおすすめです。
餌はヤモリの頭より少し小さいぐらいのサイズがベストです。
大きすぎても小さすぎても食べてくれません。コオロギのSかMサイズぐらいがベストサイズです。

しかし、コオロギだけを与えていると栄養が偏っていしまい、ビタミンやカルシウム不足などから、くる病と呼ばれる骨が変形してしまう病気になってしまう可能性があります。

そこで、コオロギを与えるときは、週に一回ぐらいサプリメントをまぶしてから与えてください。粉状になっているので、コオロギに少し振りかけるだけでオッケーです。
上げすぎても悪影響があるので気を付けてください。

上手く餌付けることができれば人口フードによる飼育も可能です。その場合はヒョウモントカゲモドキの餌を与えればオッケーです。

人工フードはニホンヤモリに必要な栄養素がすべて含まれている万能食ですので、これだけで飼育することができます。
もし人工フードを食べてくれない場合には、人口フードを餌となるコオロギの餌として与えることで、コオロギに栄養添加することができます。そのコオロギをヤモリに与えることで、人口フードを食べた時と同じ効果が得られます。

 

ニホンヤモリの寿命

ニホンヤモリの寿命は5年から10年程度と言われています。

飼育下でも10年以上生きた記録があります。
飼育する際は10年以上飼う覚悟を持って臨みましょう。

ニホンヤモリの相場

ニホンヤモリはあまり流通することがなく、ペットショップでもほとんど見かけることはありません。

身近な生物ということもあり、相場は1000円から2000円程度と爬虫類の中では安いほうですね。

春から秋にかけては、夜に民家や神社の壁などでよく見かけることができます。比較的捕まえやすいので、実際に野生の個体を捕まえてくるのもおすすめです。

ポイントとしては明かりがあって、その明かりに蛾が寄ってくるような場所です。
蛾を食べにヤモリもやってくることが多いです。

ニホンヤモリの飼育の注意点

病気、くる病にかかりやすい

ペットの爬虫類の中でも一番多い病気がくる病と呼ばれる病気です。餌のところでも少し説明をしましたが、くる病というのは骨が変形してしまう病気です。

骨が変形して、うまく歩けなくなってしまったり、顎が変形して餌が食べられなくなってしまったりという症状があり、最悪の場合死に至ります。

くる病は、主にビタミンとカルシウムの不足からくる病気です。飼育下の爬虫類は同じ餌ばかり食べることが多いためくる病にかかる危険性が非常に高いです。

中でもヤモリはくる病にかかりやすいため、注意が必要です。

対策としては、栄養価の考えられている人工フードを与えるか、餌であるコオロギに週一回ぐらいサプリメントをまぶして与えることで予防することができます。

 

ニホンヤモリは冬眠はさせないほうがいい

野生のニホンヤモリは、冬になると他の爬虫類と同様冬眠する生態があります。

ですが、飼育下での冬眠は非常に難しいため、冬眠させないほうがいいです。
冬眠するためにはしっかりと餌を食べさせて、栄養を蓄えさせる必要があります。しっかりと栄養をとれたとしても、腸の中にフンが残っていると、それが冬眠中に腐ってしまい死んでしまうというケースもあります。

飼育下では冬眠させたはいいものの春になってもそのまま起きずに死んでしまうことがほとんどです。

冬場になったらパネルヒーターを設置してあげることで冬場でも夏場と同じように飼育することができます。

冬眠させなくても、長く飼育することも、繁殖させることも可能ですので、冬眠はさせないほうがよいです。

ニホンヤモリの飼育方法まとめ

ニホンヤモリは、比較的飼育が簡単な爬虫類です。
ただ気を付けなければいけない部分も多いため、飼育する際は本記事を読んでしっかりと準備をして飼育しましょう。

それではニホンヤモリの飼育にチャレンジしてみてください。

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